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対応が遅いのは経営に悪影響

今日は12月18日です。今年もあと2週間を切りました。

金融機関の年内営業は12月30日までなので、今日合せても残り9営業日です。

資金繰りに悩む中小企業の経営者さん、資金繰りの方は大丈夫ですか。春から夏にかけてコロナ融資の申込みが殺到し、大して審査も行われずに実行されましたが、その頃と比べれば融資姿勢はかなり落ち着いてきました。審査はほぼ通常通りに行われているので、厳しい結果をもらう中小企業が増えています。

ところで毎年のことなのですが、12月中旬以降になって「年内の資金繰りが苦しい、何とかならないか」「これから近くの金融機関に融資を相談しようと思っている」というご相談をいただきます。その時に融資を申し込んでも日数的に無理であったり、そもそも書類が全く揃っていなかったりします。対応が非常に遅いのです。

大変失礼なこと言いますけど、業績の悪い企業の経営者さんほどこういう方が多い。

逆にできる経営者さんは、10月頃には12月に資金調達が必要だと予想し、11月入ったら金融機関担当者に説明、必要書類を確認し準備します。

金融機関からの資金調達が間に合わないとすれば、その他の資金調達は経営者の自己資金、ノンバンク、ファクタリングなどに限られてきます。すでに自己資金なんてない経営者も多いでしょうし、その他の方法では金利や手数料が大きいため、利用は慎重にしなければなりません。

だから対応の遅い企業ほど負担の大きい資金調達となりますから、より経営は悪化するし、金融機関からの評価を落とすのです。

資金調達だけではありません。売上や利益が減少傾向にある等、経営悪化の兆候が見られるのに何もしないことが、対応が遅い企業では見られます。

経営に関する専門家と顧問契約を結んでいるのでしたら、経営悪化の兆候が見られたら報告してもらい、直ちに経営改善を実行してください。

もし専門家と顧問契約を結んでいないとしても、時々は自社の経営をチェックしてもらうといいでしょう。

問題を先送りにすると後で大変です。経営上の問題が発生したら迅速な対応を。

会社 ビジネス 市川
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