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ブログ No.3982 について

特集『ブルーシートで台風復興支援』(前編) /捨てられるはずのアレを“バッグ”に「ブルーシード大作戦」

県内に大きな被害をもたらした「令和元年東日本台風」から4月で半年。
竜巻とみられる突風で多くの家屋が損壊した市原市など、県内各地は今、復興に向け歩みを進めています。

強風による屋根の被害から、一時的ながらも家屋を守ってきたのが、ブルーシート。
その光景は全国に衝撃を与えました。
あれから半年、そのブルーシートを“復興の種”にしようという動きが…。

その名も「ブルーシード大作戦」。
使用済みブルーシートで“かばん”を製作し、売り上げの一部を被災地の復興支援に使ってもらおうという取り組みです。

一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO 佐藤かつあき代表
「毎年のように日本中のいろいろな所で災害が起きていて、被災地と被災地の連携、手を取り合って出来ることはないかと、このようなブルーシートのアップサイクルの寄付付き商品を行っている」

こう話すのは、2016年の熊本地震の際、「クリエイティブの力で災害復興に貢献したい」と一般社団法人「ブリッジくまもと」を立ち上げた、佐藤かつあき 代表。
熊本県内でボランティアの協力も得ながら、ブルーシートを“かばん”に変え、翌年、グッドデザイン賞の特別賞も受賞しています。

佐藤代表
「熊本の人も千葉の人と同じく、郷土愛の強い人が多いので、ブルーシートの悲しい風景が、いずれかわいいバッグになるんだ、と価値を転換出来れば良いなという思いで熊本のみんなとバッグにしたのが始まりです」

今回、この「ブリッジくまもと」の協力を得て、「ブリッジちば ブルーシードバッグ」を製作。
・Remake(リメイク) 資源の再利用、
・Return(リターン) 売り上げを被災地に還元、
・Remind(リマインド)災害を忘れない
を3つの柱に、およそ3000個の販売を目標としています。

チバテレで行われていたのは、長期間外でさらされ、使われなくなったブルーシートの洗浄作業。
南房総地域など被災地から回収した、本来捨てられるシートを裁断し、1枚1枚洗っていきます。

泉水はる佳 チバテレアナウンサー
「結構力がいる作業ですね。汚れは1つではなく色んな、砂汚れも油汚れもある…」

その後、細かい汚れを確認しながら丁寧に拭きあげていきます。

泉水はる佳 チバテレアナウンサー
「おお!ええ!さっき洗ったのに…。もうこんなに茶色い。ずっと雨風にさらされていたわけですから。
一枚のブルーシートをきれいにするだけでも時間がかかるが、一つのバッグにしようと思ったらかなりの作業ですね」

さらに『ブルーシード大作戦』の大きな特徴が、「オール千葉」。
製造から販売、そして寄付に携わる全ての千葉の団体が“ワンチーム”となり、取り組んでいます。

捨てられるはずのブルーシートを復興の種に…。
復興支援という大きな輪が房総に新たな花を咲かせます。

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