柏から仙台へ 東北新幹線の迂回路に
2913
2022/3/30
以下は 2 年前に書かれた内容です
3月16日に発生した福島県沖地震の影響で、東北新幹線の郡山-一ノ関間が不通になっています。これにより、東北の大都市、仙台への往来は通常より時間や手間がかかるようになってしまいました。東北本線の郡山-仙台間では臨時快速列車も運行されていますが、混雑しているようです。東北新幹線の迂回路として県内からは特急「ひたち」3号で柏から仙台に乗り換えなしでいくことができます。
柏発は8:27です。下りでは「ひたち」3号のほか、13、19号も品川から仙台まで直通する列車です。これらの列車はもともと仙台行きでしたが、常磐線も地震の被害を受け徐行を余儀なくされているため、行き先を原ノ町に変更しています。原ノ町到着後、快速列車の仙台行きとなり、相馬、仙台方面にそのまま行くことができます。
上りの品川行き「ひたち」14、26、30号も下り同様に仙台-原ノ町間を快速列車として運転します。なお下り「ひたち」13、19号と、上りの仙台から来る「ひたち」の全列車は柏には停車しません。ただ「ひたち」30号は土浦に21:55に着くので、向かい側のホームから22:02発普通上野行きに乗り換えられます。柏着は22:41です。柏に向かうには、これが便利かも知れません。また、本来いわき発着の「ひたち」6、9号は仙台-いわき間を快速列車として延長運転しています。ちなみに、ここで紹介した「ひたち」は3、30号以外は上野-水戸間ノンストップです。
いわき-仙台間で徐行運転をするため、所要時間は通常より50分ほどかかり、全区間乗り通すのにかかる時間は約5時間半になります。JR北海道の特急「宗谷」の札幌-稚内間の所要時間とあまり変わらないですね。
JR東日本によると東北新幹線の全線復旧は4月20日を目指すとのことです。今年は桜の開花が例年より遅そうなので、宮城県大河原町の一目千本桜など、東北の桜の名所の満開時期に間に合うといいですね。
以上は 2 年前に書かれた内容です