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D-SUPで運転苦手を克服! プロに学ぶドライビングテクで運転に自信が持てるまでをレポート(千葉市美浜区)

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  2023/11/14
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ちばとぴ! 編集部です。

実は部員Hは、‘運転が苦手’という先入観を自ら抱えております。それが原因で慣れているご近所しか運転ができないへっぴり腰ドライバーです。

そんな消極的ドライバーや免許はあるがペーパードライバーだという方に朗報です!
勝又自動車が開発した、個別指導でドライビング技術を学べる「D-SUP」講習がスタートしました。

縁あって、体験取材をさせていただくことに…。
これは、へっぴり腰ドライバーが運転に自信をつけるまでのドキュメントです!

D―SUPとは?

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旧勝又自動車学校の跡地を活用
2025年に創立100周年を迎えるトヨタ勝又グループ。
自動車販売会社としてさらに「お客様が安心、安全で快適なカーライフを過ごせるようにサポートすること」を具現化するべく、Driving Skill Update Program(ドライビングスキルアップデートプログラム)、略して「D-SUP」(ディーサップ)を開発。

講習場所は、今年9月に52年の歴史の幕を閉じた勝又自動車学校跡地(千葉市美浜区新港)。約4,500坪の広さを誇ります。旧教習コースを活用し、一般道で役立つ運転技術向上を実現するプログラムとして、唯一無二のオリジナル講習を提供。

1回4時間のプログラムでは、プロレーシングドライバーの運転技術を学んだインストラクターとマンツーマンで講習を受けます。ハンドルやブレーキ、アクセルなどの操作を徹底的に練習。運転に自信のない方はもちろん、自己流で運転してきて危険な場面もあったという方も、思い込みや癖を修正してもらうことができます。

まずは日常運転の確認と癖のチェック

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走りながら悪い癖を指摘してもらいます
今回は取材ということもあり、特別に伊藤拡紀さんと川北真由さんの二人のインストラクターが一緒に乗車し、講習をスタート(通常は1対1)。

まずは施設内を何周か走って、運転技術のチェックや癖を見つけてもらいます。

「運転手や同乗者の体への負担を軽減させ、運転って楽しいよね、という感覚をつかんでほしい」と伊藤さん。

自分では気づくことのない運転の癖や特徴を、するどい洞察力でチェックし、発見してくれます。

何周か走ったところで、施設を出て一般道へ。

大きなカーブがあったり、車が縦列駐車していたりと特徴のある道路コースを運転。
一般道を運転すると焦ってしまう部員Hですが、助手席には伊藤さんが座ってくれているので安心。

とはいえ、すでに手汗が…。
「怖かったらブレーキ踏めばいいんです!」という力強い声かけで、不思議とスムーズに運転できました。
運転指導の様子(動画)
そして「運転、お上手ですよ!」と、褒め上手なインストラクター伊藤さん。
褒めて伸ばすという教え方は、自信のない部員Hにはありがたい。
緊張がほぐれます。

講習が終わった時には「運転なんて余裕だという気持ちになっていただきたい」とおっしゃりますが、運転の自信なんてミジンもないのに、果たして終わるまでに余裕は出るのでしょうか…?

施設内で癖の修正開始!

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フロントコンソールに水の入った瓶を置いて揺れの大きさを視覚で確認
15分ほど一般道を走った後は施設内に戻り、初めの周回と一般道での運転で見抜いた癖を再現するために、伊藤さんに運転を変わります。

まずは、伊藤さんの模範走行。
車が路面に接地し、安定して走っている感じがしました。
揺れも少なく、安心して乗っていられます。
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伊藤さんと運転を変わって模範走行と部員の悪い癖を再現走行してもらいます
そして、部員Hの癖が強い!運転を、伊藤さんが再現。

大きな癖は2点。
① カーブを回るときに、ハンドルを小刻みに持ち替えていて、ガクガクと揺れがある
② カーブの頂点でブレーキをギュッと踏んでいて、減速と加速の差が生じる

「カーブに侵入したときに、ブレーキをギュッと踏みながらハンドルを切っているということは体が前にあり、踏んでいながらハンドルを切るので体がななめ前につっこんでしまっているというイメージです。
ハンドルを切る前に減速を終えて、ハンドルを切りながら体が半円を描いて戻していく。これが路面に車がしっかり接地している状態です」とアドバイス。

そこで、カーブを曲がる手前でブレーキを踏み始め減速。ハンドルを切り始める手前でブレーキを離し始め、ハンドルを戻すと同時にアクセルを踏んでいくイメージを意識して練習していきます。

同じコースを回り練習を繰り返すことで、感覚が養われ体が覚えていきます。

座学やドライビングポジションの修正で基本に立ち返る

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運転の基本を教えてくれる山﨑さん
何周か走行練習した後は、休憩を入れてから室内で座学です。

ここではチーフの山﨑正悟さんが講習をしてくれました。
「私たちが目指す揺れない運転、それをするにはどういう操作をしたらよいか」について、そしてハンドル、ブレーキ、アクセルのそれぞれの役割など、運転をする上での基本を改めて教えていただきました。
ハンドルを握るポジションを修正(動画)
次は、ドライビングポジションの修正です。

座席の位置は、膝にゆとりがある状態。
ハンドルとの距離は、肘が曲がっている状態。
ハンドルを握る手は、時計でいえば9時15分の位置です。

そうすることで、90度ハンドルを切りたいときに、手の動きに余裕ができ、次の動作に移りやすくなります。

部員Hのように、ハンドルを小刻みに持ち替えることで、ハンドル動作が止まってしまったり、車の揺れにつながってしまうとのこと。
「できるだけ一筆書きでハンドルが動くように意識していただくと車の安定、操作のしやすさにつながります」と伊藤さん。

基本ポジションの設定をした後は、車を停車させる際の幅寄せの間隔をつかむアドバイスもいただきました。

運転手の目から車のセンターを通って左側の縁石を見る!
フロントコンソールの真ん中あたりを見ることで、何回もミラーを見ずに済むので、確認作業が減ります。

これ、参考になりました!
並列駐車するときなどに何度もやり直ししていましたが、教えてもらった通りにやってみると、ミラーと壁が当たるか当たらないかまでうまく寄せることができました。
目標点を決めることがポイントです。

アクセル全開! フルブレーキの練習

アクセル全開、フルブレーキを体験!(動画)
「一般道で何かあったときにギュッとブレーキが踏めないと逆に危険なので、ABSの音と体感を経験してみましょう!」ということで、
アクセル全開にして、急ブレーキをかけるという、聞いただけでも手に汗握る体験をすることに。

ABSとは、アンチロック・ブレーキシステムの略称で、急ブレーキをかけた時にタイヤがロック(回転が止まること)するのを防ぎ、車の進行方向の安定性を保ち、ハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高める装置のことです。

伊藤さんのデモンストレーションで、キュキューという音と共にフルブレーキの感覚を覚えます。

「私たちが目指すブレーキは、踏みはじめは優しく、止まる時はゆっくり。強いブレーキなのに揺れないことです」

ということで、アクセル全開(50kmしか出ません)で、目標点で急ブレーキをかける、という練習を3~4本します。

日頃、こんなにアクセルを踏んでフルブレーキをかけることなどないので、とにかく怖い。
ためらっていると、「嫌いな人、あん畜生~と思う人を想像してやってみてください」となんとも分かりやすいアドバイス(笑)。
「イメージは踏むというより蹴る、蹴ったまま押し込む感じです!」

最初はブレーキをうまく踏めませんでしたが、3~4回繰り返すうちに、恐怖心も減り、最後にはギュッと踏み込め、ギュギューというABSのロックがかかる音を確認できました。
同時に、急ブレーキをかける恐怖心が薄れていきます。体で覚えるって大切なんだなーと実感しました。

次の練習は、目線の位置。

伊藤さん曰く、「仕事でもそうですが、目標が決まっているとそこに進むことができます。運転も一緒。先を見てあげると、その方向に車が向かっていく、ということを覚えておいてください」。

目線を先に飛ばす練習は、指示に従って進む方向にある自販機や看板などの目標点に視線を向けながら走行します。
走行時、目線を遠くに置かないと先の状況が分からないので不安になる。先に目線を飛ばすことで、情報を事前に得ることができて気持ちに余裕が生まれ、安心できるようです。

確かに、目線を先に置くことで車の動きがスムーズになった気がします。
目線大事、です!

さて自信はついたか?

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旧教習コースなので、一般道では体験できない走行が可能に
4時間も走ると慣れてくるものです。
さらに、伊藤さんからの褒め言葉で調子に乗ってスピードも出てきました。

講習の最初と最後で、川北さんが動画を撮ってくれました。ビフォーアフターの違いがはっきり分かります。

カーブの手前でブレーキを踏んで減速する、ハンドルを戻しながらブレーキから離し、徐々にアクセルを踏んでいく。
ハンドルは9時15分に握り、小刻みに持ち替えない。そして、目線は遠く!
をコースを何周もしながら、体で覚えていきます。

最初に運転したときに比べ、揺れが少なくなり安定した運転ができるようになったと実感。

「同じコースの中で試行錯誤して目線の置き方やブレーキのかけ方、ハンドルの回し方を学ぶことで、ここで身につけられたことが、一般道での上手な運転につながっていきます。
私たちが提供しているのは『きっかけ』が一番大きい。一般道を走る自信をつけるきっかけです。一般道に出たときに、今日のアドバイスがあるのとないのだと、そこからの上達速度がおおいに違ってきます」と伊藤さんは力を込めます。

反復練習して修得した運転技術は「一般道の運転にも生きてくる」ということなんですね。

正直、4時間だけで自信がつくの? と半信半疑でしたが、ブレーキを踏む、離すタイミングやハンドル操作、目線の位置、姿勢などを改めて教えていただき、大事なことに気づかされ、自分が安心できる走り方を見つけたような気がします。

個々で運転の癖はそれぞれ違います。マンツーマンなので、受講生に合った講習内容を組んでいただけるので、始める前に自分がどうしたいのかをお伝えして目的に沿った講習を受けることができます。

運転に自信がない、へっぴり腰ドライバーの部員Hは、果たして自信がついたのか?

講習を終えて思ったのは「運転がしたくなった」こと。
アドバイスをいただいたことを実践してみたくなりました。
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左から・伊藤拡紀さん、山﨑正悟さん、川北真由さん
何より、伊藤さんや川北さんの「自信を持って、上手ですよ!」という褒め殺しに、すっかり調子と自信を得ることができたのが大きかったと思います。
怖~いインストラクターだったら委縮してしまい、かえって運転が嫌いになっていたかもしれません。

楽しい話術と笑顔、そして、確かな経験と技術で、苦手克服のお手伝いをしていただいた4時間。受講前は長いなと思っていましたが、実際はあっという間で楽しい時間でした。

さあ、運転するぞ!

お礼のメールをお送りしたら、川北さんからこんなうれしい返信がありました。
「講習を通し、『揺れない運転の操作を知っていただいたこと』『普段出来ない経験や日常ではなかなか気づくことの出来ない目線の重要性』など、少しでも良い結果を得ていただけたことは、今後の快適なカーライフにつながるものと確信をしております」

ありがとうございました!



D-SUP
電話:043― 227―2132
住所:千葉市美浜区新港189(旧勝又自動車学校コース内)
営業時間:10:00~18:00
4時間コース¥37,000 / 1名(施設使⽤料・車両貸出含む)
(普通自動車運転免許証保有者が対象)

※個人によって講習内容は違います
※講習の動画はちばとぴ!Instagramでも一部公開しています

ちばとぴ!編集部
ちばとぴ!編集部
千葉日報社ちばとぴ!編集部です。 千葉のポジティブニュースを発信するコーナー「ちばとぴ!ニュース」を運営しています。 「ちばとぴ!ニ...
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