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台風被害の八街・ブドウ園。 「希望のワイン」を届け、ワイナリー設立の夢へ 2月末までクラウドファンディング

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  2020/2/3
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八街市でブドウ栽培をしている「山本ファーム(山本博幸代表取締役)」は、昨年9月の台風15号の中で生き残ったブドウから作った「希望の八街ワイン」を届けようと、ふるさとクラウドファンディング「FAAVO(ファーボ)千葉幕張」で2月29日まで資金を募っています。

温かい支援が寄せられ、開始からわずか3日間で目標の30万円に到達しましたが、山本さんは「八街市産のワインがあることを知ってもらい、夢のワイナリー設立への一歩を踏み出したい」と意気込んでいます。

山本ファームは、同市で10年間ワイン専用のブドウ栽培に取り組み、自社のブドウを委託醸造し、6期にわたりワインの製造をしてきました。しかし、昨年の9月に台風が襲来し、ブドウ園も大きな被害を受けました。3000キロを見込んでいた収穫量は440キロに。7割が房ごと落ちて使い物になりませんでした。

傷ついたブドウを仕込むことはワインの品質に影響を与えますが、「ブドウ農園として全てを捨てたくない」と奮起。倒された木を1本1本起こしたり、傷んだブドウを1粒1粒はさみでカットして選別したりするなどして、無事ワインができました。

完成した赤ワイン「マスカットベリーA2019」は、フレッシュな酸味と軽やかな味わいを感じられる一品に仕上がっています。

山本さんは「被害を受けたのはブドウ園だけではない。八街の農産物の復興の希望としたい」と明かします。そして、このワインを広め、県内にはまだ齊藤ぶどう園(横芝光町)の1軒しかワイナリーがないことから「八街で、2軒目となるワイナリーを設立したい」と夢を描きます。
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支援コースは3000円から12万円まで合計8コース。八街特産物(八街産落花生詰め合わせや、八街産のショウガを使った『八街ジンジャーエール』)や白ワイン「シャルドネ2019」とのセットもあり、充実のお返しの品がそろっています。

 募集サイト「FAAVO千葉幕張」 https://faavo.jp/chibamakuhari/project/4229
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千葉日報社ちばとぴ!編集部です。 千葉のポジティブニュースを発信するコーナー「ちばとぴ!ニュース」を運営しています。 「ちばとぴ!ニ...
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