企業の人材育成をサポート ポリテクセンター千葉【2】
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2020/12/28
新型コロナウイルスの影響により低迷する日本経済。一方で、働き方改革が進み、テレワークなどデジタル化が進んでいる。世の中が急速に変化する中、県内中小企業も変化の波にさらされている。ポリテクセンター千葉は、そのような企業に事業拡大や販路拡大に必要な高度な技術や知識習得を支援、ものづくり分野を中心に能力開発セミナーを実施している。今回は、国や千葉市の補助金を活用しセミナーを受講して、人材育成や能力開発に力を入れている2社を紹介する。
写真=林豊 営業部長
ポリテクセンター千葉 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー)のご案内
写真=林豊 営業部長
ポリテクセンター千葉 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー)のご案内
研修内容はオーダーメイド 株式会社三協リール 【受講企業も太鼓判! 充実のセミナー体験語る】
ポリテク講師から指導を受ける営業社員
今年で創業53年目の当社は、ホースリールやコードリールを主に製造し、自動車整備工場や様々な業界などに販売しています。他にもリールの技術を使った特注品や作業台、塗装ブースなども手掛けています。
最近は特注品が多くなり、リール販売のルート営業だけでは、成長は見込めません。お客さまのニーズをくみ取り、提案していく形にしていかないと生き残れないと感じました。取引先も専門知識を持つようになり、お客さまから一層の信頼を得るためには「提案できる図面」と技術的な知識が必要となりました。そこで設計に使用されるCAD(コンピュータ支援設計)を営業でも学ぶことにしました。
最近は特注品が多くなり、リール販売のルート営業だけでは、成長は見込めません。お客さまのニーズをくみ取り、提案していく形にしていかないと生き残れないと感じました。取引先も専門知識を持つようになり、お客さまから一層の信頼を得るためには「提案できる図面」と技術的な知識が必要となりました。そこで設計に使用されるCAD(コンピュータ支援設計)を営業でも学ぶことにしました。
三協リールの工場内
技術系の社員は、以前からポリテクセンター千葉のセミナーを受けていて、なじみがありました。技術は基礎から同じことを学ぶことが大切なので同センターの利用を検討しました。セミナーを受ける目的を説明すると、同センターは快諾し、プログラムを組み立ててくれたうえ、国の人材開発支援助成金制度も説明してくれ、それも活用して受講することになりました。申請書類は複雑でしたが、申請を通じて、会社の教育方針を明確にできたので、課題も見えてきました。
10月には、営業部署の8人がCADのオーダーメイドセミナーを受講しました。ソフトの使い方など、とても丁寧に教えてくれました。今後もCAD講習を続け、営業力強化を図っていきます。
10月には、営業部署の8人がCADのオーダーメイドセミナーを受講しました。ソフトの使い方など、とても丁寧に教えてくれました。今後もCAD講習を続け、営業力強化を図っていきます。