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我孫子から始まる旅を描いた小説のコラボ広告 市の広報紙に掲載

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  2021/3/1
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 文人ゆかりのまち、として知られる我孫子市の広報紙に、今年1月の第164回芥川賞候補作で、新型コロナウイルス禍の傑作ロード・ノベルと評価の高い乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)さんの本の広告が掲載されました。
 1日発行の「広報あびこ」に掲載されたのは、作家の乗代さん自身が何度も我孫子市を訪ねて描いた、小説『旅する練習』(講談社)のタテ約11.5センチ、ヨコ約24センチの広告です。
 今回の広告は、我孫子からはじまるロード・ノベルの地元自治体と一緒に地域を盛り上げたい、という出版社とのコラボで実現。県内自治体の広報紙に同社の小説の広告が掲載されるのは初で、出版社によると、自治体広報紙に同種の広告を掲載するのは、全国的にも珍しいと言うことです。
 広告では、実際に著者が訪れ小説にも描かれた「志賀直哉の邸宅跡」「手賀沼公園、鳥の博物館」など、文人ゆかりの地や、水辺の公園など市民に馴染み深い具体的な地名を列挙。
 また、作者の乗代さんの顔写真と共に、隣の柏市の中学・高校に通い、手賀沼周辺を良く散策していたことや、実際に何度も我孫子を歩いて同作が書かれたことなどのエピソードも紹介されている。
 この他、小説の神様と称された志賀直哉や瀧井孝作がかつて暮らした、文学とゆかりの深い地である史跡の繊細な描写など作品の読みどころについても触れられている。
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 今回の広告に先立ち、市では、2月16日号の「広報あびこ」の図書館員が選ぶこの一冊コーナーで、「地元住民なら情景や行程が容易に浮かんでくる。」と、同書を紹介。
書評の最後には、「読者もすっかり旅の仲間になっていることに気付く。」と、締めくくり、同書の魅力を市民に発信しています。
 我孫子が登場する作品は、他にも小説の神様、志賀直哉の「和解」や、現代では高村薫「冷血」、原田マハ「リーチ先生」などがあり、図書館では、市ゆかりの作品コーナーを設けるなど、物語の生まれるまちをPRしている。
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