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著者に訊けNEO❶ 選手の人間ドラマにメッセージ込め、めざせ連載1000回! 「千葉魂(だましい)vol.7 2020マリーンズ挑戦の日々」 千葉ロッテマリーンズ広報 梶原 紀章さん

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  2021/4/7
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かつて千葉日報紙面でシリーズとなっていた「著者に訊け」が、地域情報サイト「ちばとぴ!タウン」で復活。
千葉日報社で発刊された書籍の著者に語ってもらう「著者に訊けNEO」として生まれ変わり、ページの向こうの書き手・作り手の思いをお届けする。

2013年5月、千葉日報の運動面で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの広報を務める梶原紀章氏によるコラム「千葉魂(だましい)」の連載がスタートした。
翌14年12月、千葉日報社より「千葉魂2014 マリーンズ挑戦の日々」として書籍化。
以来、毎年シーズンを振り返る形で出版され、今年3月に7冊目となる「千葉魂vol.7 2020マリーンズ挑戦の日々」が発刊となった。
コラム連載は通算300回を超え、現在も続いている。

ついに7冊目!連載は300回超

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前回、1冊目発刊後の2015年6月23日付の千葉日報「著者に訊け」に登場した梶原さん。
当時のインタビューで「連載500回、1000回の長寿コラムをめざす」と語った時は冗談のつもりだったというが、「今回のvol.7に第300回までを収録し、現在も新聞紙面連載は続けさせてもらっています。こうして回数を重ねると、欲が出てきましたよね。最初は100回くらいまでとイメージしていましたが、やっぱり読んでくれている方は多くて、本当にいろいろな方に声をかけてもらっています。それが励みになるし、広報マンとしては地元紙に毎週ロッテの記事が載ることが一番大事だと思っているので」。

選手の「人間」ドラマに焦点を

運動面の一般記事と違い、選手たちの「人間」の部分をクローズアップしてきた。
「読者の方が野球場に来た時、応援しやすくしようと。野球は感情移入のスポーツであり、エンターテインメント。どれだけお客さんに感情移入してもらえるかが大事です。選手のバックグラウンドを僕が書いて、それを読んで球場に来た時に、より選手の人間性がわかって、応援したくなったり、活躍すればうれしかったり…」。
プロ野球という華やかな世界の選手=恵まれている特別な存在、と思われがちだが、実際はそうではなく、ひとりひとりが苦しみ抜いている厳しい世界だ。
読者が「自分と同じように悩みながら生きているんだ」と感じ、「だったら自分も頑張ろう!」と思えるよう、元気を出してもらえるよう、意識して書き続けている。
当時紹介したルーキーの成長とともに冊数を重ねてきた。
「ファンの方たちには、ぜひ過去の記事を読み返してほしいですね。たぶん懐かしいと思うんですよ、チームの当時の状況とともに、自分の当時の懐かしい思い出がいろいろ出てくるはず。あの時、この試合見てたな、とかね」。

スポーツ記者として鍛えた筆力

7年間書き続ける中で、書けずに困ったことはないという。
日常的にネタをストックしておくわけでもない。
「改めて取材という形には全くしていないんですよ。わざわざ時間を作るとかは一切なくて、普段の世間話を頭に残しといて、毎週金曜日くらいから考えて。最近なんかあるかなー、次はこれかなー、と」。
選手にはもちろんファンにもすっかり定着したコラム。
選手の間で「これ、絶対、梶さんのコラム行きだな」という会話があり、梶原さんが「なになに、教えてよ」、そんなやりとりもよくあるという。
毎週欠かさず書き続けられる背景には、20代の頃にスポーツ紙記者として過ごした「修業」時代があってこそ、と振り返る。
「大阪のサンケイスポーツで阪神担当でした。ひとりの記者の原稿量がものすごくて、1面から3面まで、下手したら4面、5面まで阪神。それを記者3人で、当時、締め切りが夜11時、2版目が11時半とか。試合が終わるのが10時10分、それから10~15分で取材して、もう10時半。締め切りまで残り30分、大体1面が800字で、次の日の売上にも関わってくるのに、見直しする時間もないから一発勝負。そんな修羅場を毎日やってたんです」。
当時は苦しかったが、今となっては、その経験が生きていると感じる。
「現在、他紙にも連載を持っていますが、毎日ではないし、余裕です。媒体それぞれで内容のテイストも違い、その中でも千葉魂は一番、物語なんですよね。ワンシーズン、日々の流れを素直にそのまま書いているので」。

来年は「優勝した年の千葉魂」を

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広報として、今でこそどのチームも力を入れている動画サイトへの投稿も、千葉ロッテが先駆けだったという自負がある。
当時は斬新だったが、また新たな発信の形を見つけたいと意気込む。
最近ではYouTubeで石橋貴明さんの「貴ちゃんねる」に動画を提供。
チーム独自のプラットフォームにこだわらず、さまざまな媒体で情報発信に努めたいという。
「今年のマリーンズは本当に面白いチーム。若い選手も、中堅もベテランもそろっていて、一番バランスがいい感じです。そういうチームって優勝しやすいので、千葉魂ももちろんですが、しっかりと丁寧にチームを追いかけて、紹介していきたい。また来年、優勝した年の千葉魂としてvol.8を出せたらいいですね」。

若い世代へメッセージ込めて

「他の広報にはできない、僕にしかできないことってこれしかない。プロ野球ってビジネスではあるけれど、やっぱり世の中に夢や希望を与えるという責任もある。文章の中には、そういうメッセージを込めていきたいと思っています」。
これまでの7冊は発刊されるたび、千葉市の小中学校に寄贈されている。
「選手たちだってみんな成功ばっかりしてるわけじゃない、みんな悔しい思いをして成功したんだよ、ということを若い世代に伝えたい。特に悩みの多い年ごろの子どもたちに、年上の若者たちがこんなふうに悩んだり、前を向いたり、こんな言葉に励まされて生きているんだというのを、ちょっとでも気づいてもらえたらうれしいと思って書いています」。
今のペースで書き続けられたら、コラム連載1000回までは、あと16年。
「その頃、ちょうど定年ですね(笑)。世の中、甘くないですけど“言霊”って言いますからね。“1000回をめざす”と言い続けましょうか」とほほ笑んだ。
【かじわら・のりあき】
1976年8月、大阪府吹田市生まれ。関西大学経済学部卒業。99年、産経新聞社に入社。2005年2月、千葉ロッテマリーンズ入社。チーム広報として05年、10年のプロ野球日本一のメディア対応を行う。13年5月より千葉日報に掲載された同名のコラムを14年12月に「千葉魂2014 マリーンズ挑戦の日々」として千葉日報社から出版。

梶原紀章著「千葉魂vol.7 2020マリーンズ挑戦の日々」(四六判・198ページ・定価1,320円(本体1,200円+税))は、千葉日報社より2021年3月に刊行。Amazon、ちばとぴモール、47CLUBなどでお求めになれます。
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