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東京汽船株式会社千葉支店 取材記

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  2021/10/29
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2021ポートクイーン千葉の筒渕朱音です。

 10月22日(金)に千葉港振興協会の機関誌「千葉みなと」の取材で東京汽船株式会社(以下「東京汽船」)の千葉支店を訪問しました。
東京汽船は1947年に日本初の民間曳船業者として創業以来、東京湾を行き来する船舶の安全航行を支えています。今回お邪魔した千葉支店は、この3月に新築された開放感があって明るいオフィス。あまりの綺麗さに辺りを見回していると「太陽光発電で電力を賄っているんですよ。」と支店長が教えてくださいました。

タグボートの3つの役割
【ハーバー業務】
 入出港する大型船舶を、250トン程度の東京汽船の小さなタグボートが安全・円滑に離着岸させる業務です。大型の原油タンカーなどの場合には5隻ほどで離着岸をサポートします。

【エスコート業務】
 タグボートが、東京湾の浦賀水道航路・中ノ瀬航路で危険物を載せた船や大型の船の進路警戒(エスコート)をします。

【危険物警戒・緊急時サポート業務】
 強力な消火設備と流出油処理設備を搭載するタグボートが、海陸一体となった24時間即応体制によって海難事故の現場で活躍します。

ハーバータグ「安房丸」
 最新鋭の「安房丸」を見学させて頂きました。ガラス張りの操縦室には、トランシーバーを通して水先人などの指示が飛び交います。それらを聞き、風向きや風速、水深などをモニターで確認して船を動かします。細かな動きの秘訣は、プロペラにありました。東京汽船のタグボートの後ろには「Zペラ」というものが2つついています。Zペラは360度回転する設計で、横滑りや回転といった船の変幻自在な動きを可能にしているそうです。1隻の船には基本的に3人の操縦士と2人の機関士がつき、船内の食堂で自炊をしながら12時間の勤務に従事なさっています。「若手のうちに料理も上手になるんだよ。」と船長さんがお話しして下さいました。

 今後は「大型船が入港しました!」というニュースを目にしたら、大型船の周りで活躍するタグボートばかりを探してしまいそうです。私たちが豊かなエネルギーと共に生活できているのは、貨物船の安全な航行を支える力があってこそということを忘れずにいたいと思います。

※詳しくは令和4年2月発行の機関誌「千葉みなとNo.189」に掲載予定です。
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