特徴のあるウミガメの足跡を発見! 1匹のウミガメが、ひと夏に複数回産卵したことを千葉で初めて確認!!
2022/11/22
以下は 1 年前に書かれた内容です
2022年7月23日、一宮町の海岸砂浜でアカウミガメが産卵。砂浜に残された足跡は、いつもとは違う、特徴のある足跡だった
いつもとは違う、アカウミガメが歩いた跡。
2022年7月23日、TOKYO2020オリンピックのサーフィン競技会場だった一宮町の釣ヶ崎海岸で、アカウミガメが砂浜に上陸して産卵した。早朝に発見された足跡は、いつもと少し様子が違っていた。左右の前肢と後肢を交互に動かし歩く通常の足跡は、中央に腹甲を引きずった平らな線、その両側に交互にズレたほぼ同じ大きさの丸い跡が残る。この日の足跡は、写真の様に右前肢の細長い跡と中央に丸い小さめの跡、そして左後肢の大きな丸い跡を残していた。
夜間に産卵するウミガメの姿は確認できないが、砂浜に残る足跡から、このウミガメは右後肢に欠損か何かの障がいがあるため、右前肢を大きく頻繁に使って上陸したと想像される。この特徴ある足跡は、一宮町の砂浜の違う場所で違う日に3回確認されている。7月22日には上陸はしたものの産卵できる場所がなくて海へ戻り、翌23日には産卵に成功。その後8月8日に再び上陸し産卵した。この特徴のある足跡から、ひと夏に同じ個体が複数回産卵することを千葉では初めて確認された。
一宮町での今年のウミガメの上陸は10回、産卵は6ヶ所、そのうちの3回の上陸、2ヶ所の産卵は、このウミガメの記録である。
産卵を終えたウミガメは、餌の豊富な海域に移動して栄養を蓄え、2〜3年後に次の産卵のためにまたやって来る。
夜間に産卵するウミガメの姿は確認できないが、砂浜に残る足跡から、このウミガメは右後肢に欠損か何かの障がいがあるため、右前肢を大きく頻繁に使って上陸したと想像される。この特徴ある足跡は、一宮町の砂浜の違う場所で違う日に3回確認されている。7月22日には上陸はしたものの産卵できる場所がなくて海へ戻り、翌23日には産卵に成功。その後8月8日に再び上陸し産卵した。この特徴のある足跡から、ひと夏に同じ個体が複数回産卵することを千葉では初めて確認された。
一宮町での今年のウミガメの上陸は10回、産卵は6ヶ所、そのうちの3回の上陸、2ヶ所の産卵は、このウミガメの記録である。
産卵を終えたウミガメは、餌の豊富な海域に移動して栄養を蓄え、2〜3年後に次の産卵のためにまたやって来る。
以上は 1 年前に書かれた内容です