長距離列車、新幹線の有無で違いも？ 千葉と埼玉～ライバル県の鉄道比較～（２）
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2022/6/18
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以下は 2 年前に書かれた内容です
初夏を迎え、出掛けるにはちょうどいい季節になりました。遠出にぴったりなのは長距離列車ですね。ライバル県として知られる千葉、埼玉県の鉄道を比較する第２弾。今回は、両県を走る長距離列車の利便性を比較してみました。
柏駅の電光掲示板
千葉県内から乗車できる列車の中で最も長距離を走る定期列車は常磐線の仙台行きの「ひたち3号」で、柏から乗車可能です。土浦や水戸、いわき、相馬を通り、仙台まで、全区間３７３．９キロを４時間５０分かけて走行します。柏からの仙台までは４時間です。ただ、県内から乗車できる仙台発着「ひたち」はこれのみで、上りの設定はありません。
中央線方面には千葉発松本行きの「あずさ3号」があります。甲府や上諏訪などを経由し、松本まで２７１．５キロを走行します。所要時間は３時間５０分です。こちらは「ひたち」と異なり、松本発千葉行き「あずさ50号」もあります。
普通列車では東京方面は、外房線上総一ノ宮発横須賀線久里浜行きの快速列車があります。外房から房総半島を横断し、東京湾沿いをぐるりと蘇我から久里浜まで半周します。全区間１５５．５キロ、所要時間は約３時間です。
中央線方面には千葉発松本行きの「あずさ3号」があります。甲府や上諏訪などを経由し、松本まで２７１．５キロを走行します。所要時間は３時間５０分です。こちらは「ひたち」と異なり、松本発千葉行き「あずさ50号」もあります。
普通列車では東京方面は、外房線上総一ノ宮発横須賀線久里浜行きの快速列車があります。外房から房総半島を横断し、東京湾沿いをぐるりと蘇我から久里浜まで半周します。全区間１５５．５キロ、所要時間は約３時間です。
柏駅の電光掲示板
このほか成田空港発久里浜行きや内房線君津発久里浜行きもあります。品川や横浜、鎌倉まで乗り換えなしで行けるのが便利ですね。常磐線下り方面は高萩行きの普通列車があり、上野から高萩まで１６４．７キロ、所要時間は３時間超です。
新松戸駅の電光掲示板
私鉄では常磐線各駅停車から東京メトロ千代田線経由で小田急線伊勢原まで行く列車や成田空港から都営浅草線、京急を経由して久里浜まで行く列車があります。JRに比べれば距離は短めですが、どちらも神奈川まで直通します。
大宮駅の電光掲示板
一方、埼玉には東北、北海道、上越、北陸の各新幹線が通っており、これらの新幹線が長距離列車の役割を担っています。
新幹線を利用すれば新潟や金沢、仙台、遠くは青森、北海道まで乗り換えなしで行けてしまいます。そのため、JR在来線の定期特急列車は、高崎線の「あかぎ」「草津」、宇都宮線の「きぬがわ」「日光」などといった隣県に行く近距離列車しか走っていません。かつては大宮から成田空港に向かう成田エクスプレスもありましたが、今年３月のダイヤ改正でなくなってしまいました。
普通列車では上野東京ラインを介した長距離列車が存在します。高崎発伊東線伊東行きや宇都宮発東海道線沼津行きなどです。埼玉県内から神奈川方面にはもちろん、静岡方面にも行けます。沼津行きは海のない埼玉から、東京湾と相模湾沿いを経由し、駿河湾に面する沼津まで、三つの海沿いを走る列車です。始発の宇都宮から沼津まで２３５．７キロ、所要時間は４時間超です。
私鉄には、春日部から乗車できる特急「リバティ会津」があり、東武、野岩鉄道を経由して会津鉄道の会津田島まで走ります。始発の浅草から会津田島まで１９０．７キロ、所要時間は３時間１０分です。途中には東武ワールドスクウェアや鬼怒川温泉、湯西川温泉などがあり、観光に最適です。会津田島から引き続き会津鉄道の気動車列車に乗り継げば、福島の会津地方の中心地、鶴ヶ城で有名な会津若松まで行くことができます。
このほかにも東武東上線小川町発みなとみらい線元町・中華街行きのFライナー、西武秩父線西武秩父発元町・中華街行きのS―Trainなど東京を経由し神奈川まで行く列車もあります。
新幹線を利用すれば新潟や金沢、仙台、遠くは青森、北海道まで乗り換えなしで行けてしまいます。そのため、JR在来線の定期特急列車は、高崎線の「あかぎ」「草津」、宇都宮線の「きぬがわ」「日光」などといった隣県に行く近距離列車しか走っていません。かつては大宮から成田空港に向かう成田エクスプレスもありましたが、今年３月のダイヤ改正でなくなってしまいました。
普通列車では上野東京ラインを介した長距離列車が存在します。高崎発伊東線伊東行きや宇都宮発東海道線沼津行きなどです。埼玉県内から神奈川方面にはもちろん、静岡方面にも行けます。沼津行きは海のない埼玉から、東京湾と相模湾沿いを経由し、駿河湾に面する沼津まで、三つの海沿いを走る列車です。始発の宇都宮から沼津まで２３５．７キロ、所要時間は４時間超です。
私鉄には、春日部から乗車できる特急「リバティ会津」があり、東武、野岩鉄道を経由して会津鉄道の会津田島まで走ります。始発の浅草から会津田島まで１９０．７キロ、所要時間は３時間１０分です。途中には東武ワールドスクウェアや鬼怒川温泉、湯西川温泉などがあり、観光に最適です。会津田島から引き続き会津鉄道の気動車列車に乗り継げば、福島の会津地方の中心地、鶴ヶ城で有名な会津若松まで行くことができます。
このほかにも東武東上線小川町発みなとみらい線元町・中華街行きのFライナー、西武秩父線西武秩父発元町・中華街行きのS―Trainなど東京を経由し神奈川まで行く列車もあります。
常磐線の車両
千葉には新幹線はありませんが、在来線の特急列車で長距離運行するものが乗り入れていいます。これらを上手に利用すると、比較的楽に長距離移動が可能です。一方、普通列車は本数が多いので、ちょっとしたお出掛けに役立ちます。また組み合わせ方次第では、普通列車だけの長距離移動も快適にすることができます。
また、千葉は安房鴨川方面の「わかしお」や銚子方面「しおさい」といった県内の特急も充実しています。利便性維持のためにも、それらを利用して観光地を訪れたいですね。
また、千葉は安房鴨川方面の「わかしお」や銚子方面「しおさい」といった県内の特急も充実しています。利便性維持のためにも、それらを利用して観光地を訪れたいですね。
以上は 2 年前に書かれた内容です
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