千葉・御宿町に伊勢えびのウォールアート誕生!
1732
2024/4/6
御宿町、岩和田地区の海沿いには、ウミガメが描かれたウォールアートがある。2023年夏にアーティストの河野成人(カワノ ナリヒト)さんが手がけたものだ。今月、その隣のスペースに、新たに御宿町の特産品でもある伊勢えびの絵が描かれた。
幅14m、高さ2.8mのスペースに描かれた波と伊勢えびは、鮮やかな色彩とダイナミックさで目を引く作品である。
岩和田漁港に隣接した海沿いの駐車場からも近く、地元住民や観光客が鑑賞、写真撮影に訪れている。
幅14m、高さ2.8mのスペースに描かれた波と伊勢えびは、鮮やかな色彩とダイナミックさで目を引く作品である。
岩和田漁港に隣接した海沿いの駐車場からも近く、地元住民や観光客が鑑賞、写真撮影に訪れている。
岩和田のウォールアート
サーフボードのペイントデザインが縁で御宿町に移住した河野さん。岩和田の信号待ちで停車した際、老朽化し汚れた壁が視界に入り、ここにペイントをして壁を蘇らせる事は出来ないかと考え、その足で建物の持ち主である岩和田漁業協同組合に許可を取りに行った。作業中は様子を見に来た住民と会話を楽しんだり、差し入れをもらったりと、地域に見守られながら完成させた。
はじめにウミガメを主題にしたのは、御宿町がウミガメの産卵地である事、親しみやすい動物である事などが理由。今回は、岩和田漁港で水揚げされた特上の伊勢えびを彼なりのテイストで描いた。河野さんは「武者兜のようなカッコイイ伊勢えびを描きました。背景の2D(平面)と伊勢えびの3D(リアル)を1枚の画面に融合させたところがポイントです」と語った。
はじめにウミガメを主題にしたのは、御宿町がウミガメの産卵地である事、親しみやすい動物である事などが理由。今回は、岩和田漁港で水揚げされた特上の伊勢えびを彼なりのテイストで描いた。河野さんは「武者兜のようなカッコイイ伊勢えびを描きました。背景の2D(平面)と伊勢えびの3D(リアル)を1枚の画面に融合させたところがポイントです」と語った。
ストリートアート芸術の可能性
アートの街として、近年アメリカ国内外から注目を集める「デンバー」という都市がある。
街中の壁に色とりどりで個性的なアートが描かれており、どこを撮影しても写真映えする街だ。
州や市が地元のアーティストを徹底して支援している点がデンバーの強みであり、力強い町おこしにも繋がっている。
そんな「地域に根付いたアート」による町おこしを、日本にも活かせるのではないかと河野さんは考えている。「行政とアーティストが協力し、町の活性化に貢献する事を目指したい」と河野さんは語る。
街中の壁に色とりどりで個性的なアートが描かれており、どこを撮影しても写真映えする街だ。
州や市が地元のアーティストを徹底して支援している点がデンバーの強みであり、力強い町おこしにも繋がっている。
そんな「地域に根付いたアート」による町おこしを、日本にも活かせるのではないかと河野さんは考えている。「行政とアーティストが協力し、町の活性化に貢献する事を目指したい」と河野さんは語る。
感謝と次の作品への展望
「今回の作品を描かせてくれた岩和田漁協の皆さんと近隣住民の皆さん、自身にアートのルーツを持たせてくれた父にお礼を言いたい」と感謝をしめすと共に「さらに町がアートに関心を持ってくれたら嬉しい」と呼びかける。
次に描こうと計画している主題は、御宿町に深い歴史がある「海女さん」。現在、候補地を模索中だ。
次に描こうと計画している主題は、御宿町に深い歴史がある「海女さん」。現在、候補地を模索中だ。