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キハ37、倉敷で余生⁉

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  2020/10/10
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かつて久留里線で運行していた国鉄型気動車キハ30、37、38は、岡山県の倉敷市内を走る水島臨海鉄道で今も活躍しています。臨海部の工業地帯と市街地を結び、旅客と貨物を運んでいる同鉄道は今年、開業50周年を迎えました。これらの国鉄型気動車は50周年の記念ピンバッジに描かれるなど、同鉄道の顔になりつつあります。元久留里線の気動車に乗ってきました。
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倉敷市発三菱自工前行きの夕方の便に乗車しました。駅に到着するとホームにすでに2両編成のキハ37が入線していました。三菱自工前よりは水島色のキハ37 102、倉敷市よりは国鉄標準色キハ37 103です。この国鉄型気動車が運行されるのは平日の朝夕のラッシュ時のみ。土日、休日は運行しません。国鉄型気動車で運行される列車は同鉄道のホームページで確認できます。このキハ37は2両編成を組むと、扉の間隔が均等になるように設計されているので、この編成は本来の設計思想が生かされているといえます。
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倉敷市を出ると、キハ37は久留里線時代のようなゆっくりとした速度で走ります。ただ、住宅街を高架で突っ切って行く区間が多いので、沿線に田畑が広がる久留里線のようなローカル線の雰囲気はあまりありません。終点の一つ前の水島でほとんどの乗客が降りていきました。車内には長いロングシートと張り出したダクトが目につきます。久留里線時代とあまり変わっていません。
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終点の三菱自工前に到着しました。乗客を下ろすと列車はすぐに車庫がある倉敷貨物ターミナル方向へ引き上げていってしまいました。三菱自工前から倉敷市に戻る列車も国鉄型気動車で運行される便を選んで乗ってきましたが、行きと同じキハ37の2両編成でした。
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平日の夕方ということもあって、行きも帰りも家路につくサラリーマンや学生で混雑していました。倉敷市のマンホールにも描かれている同鉄道。地域の足、シンボルとして愛されているのがよく分かります。これからも国鉄型気動車とともに末永い活躍をしてほしいですね。
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千葉県内とその周辺の鉄道のネタを取り上げていきます。 基本は乗り鉄で現地に行きます。 模型鉄にも手を広げていきたい。
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