「ふとみ駅」が北海道にも誕生
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2022/4/8
以下は 2 年前に書かれた内容です
列車の減便が目立った3月のJRグループのダイヤ改正。そんな中、鴨川市にあるJR内房線太海駅と同じ読みの「ふとみ駅」が、北海道にも誕生しました。
北海道に誕生したのは、札幌近郊を走るJR学園都市線の当別町にある太美駅です。字は違いますが、読みが同じでローマ字表記も同じ「Futomi」です。3月のダイヤ改正前までは石狩太美駅でした。石狩太美駅の開業は太海駅の10年後で、同音の駅名を避けるため「石狩」を冠したようです。ちなみに内房線には千歳駅があり、こちらも北海道に同名の駅が存在します。
駅名改称は、ダイヤ改正で当別町内に新駅ロイズタウン駅が開業にしたのに合わせて実施されました。当別町によると「駅名に『石狩』と表記があることで、(隣接する自治体である)石狩市と誤認している町外の方が多い」ことから、駅名の変更をJR北海道に要望していたようです。同時に同じ町内にある石狩当別駅も当別駅に改称されています。ちなみに、当別町にはチョコレートで有名なロイズのロイズコンフェクトふと美工場があり、ロイズタウン駅は同工場の最寄り駅として、来訪者の利便性向上などを目的に設置されました。駅の建設費などはロイズの負担です。
乗り換え案内や指定席券売機で乗車券などを購入する際、駅名を入力し選択する場合は「ふとみ駅」の候補が複数表示されるようになったので、確認が必要です。千葉の太海駅の近くには、源頼朝や日蓮聖人の伝説がある仁右衛門島をはじめ、多くの観光地があります。太海駅を訪れる際は漢字表記に注意したいですね。
以上は 2 年前に書かれた内容です