響き渡る声援!! 全日本学生ライフセービング選手権大会
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2019/9/22
以下は 5 年前に書かれた内容です
「第34回全日本学生ライフセービング選手権大会」が9月21日・22日に御宿中央海岸(御宿町須賀)で行われた。主催は公益財団法人日本ライフセービング協会。
雨と予想されていたが、当日は恵まれた天候での開催となった。
同大会には全国各地から全46チーム、622名が参加した。サーフエリアでボードレスキューやサーフレース、ビーチエリアではビーチリレーやビーチフラッグスなどの競技が行われ、会場には各チームによる声援が響き渡った。
雨と予想されていたが、当日は恵まれた天候での開催となった。
同大会には全国各地から全46チーム、622名が参加した。サーフエリアでボードレスキューやサーフレース、ビーチエリアではビーチリレーやビーチフラッグスなどの競技が行われ、会場には各チームによる声援が響き渡った。
スタートを待ち整列する選手たち
今大会の運営には、各大学から有志の学生が集まって構成される「学生部」が携わっている。同部はテントの設置や競技会場設営、司会進行やDJとして大会を盛り上げるなど活動は多岐にわたる。第15期学生部スポーツ委員会委員長・成城大学の玉虫湧也さんは「学生としての4年という短い期間の中で、選手が悔いなく一生懸命プレーできるような環境づくりを心がけている」と話す。
先日の台風15号で被害を受けた千葉県での開催を受け、学生部が主体となり募金活動を行った。第15期学生部スポーツ委員会副委員長・実践女子大学の米田冴那さんは「順にテントを周り、募金を呼び掛けた。多くの方の協力があり、たくさん集まった」と話す。
先日の台風15号で被害を受けた千葉県での開催を受け、学生部が主体となり募金活動を行った。第15期学生部スポーツ委員会副委員長・実践女子大学の米田冴那さんは「順にテントを周り、募金を呼び掛けた。多くの方の協力があり、たくさん集まった」と話す。
学生部手作りの募金箱
ライフセービング大会の開催を積極的に誘致している御宿町。地元の宿泊部や御宿町役場産業観光課職員らの協力で、郷土料理の「するもん汁」や「豚汁」の炊き出しが行われたほか、選手のエネルギー源にと「バナナ」も提供されるなど、町全体で大会をサポート。選手や大会関係者に大変好評だったという。両日とも午前中には提供が終了した。
炊き出しに並ぶ選手たち
日本女子体育大学の吉田春香さんは、「中学生の頃からライフセービング大会で御宿町に来ているが、毎回このように美味しい炊き出しを配ってくれている」と話す。
同大学の志村夏美さんは、「温かい豚汁はすごく美味しいし、選手にとってありがたい」と笑顔で話す。
同町で民宿の女将を務める大野和美さんは、「御宿にこうして活気のある若者が来てくれるのは嬉しい。選手を支えたい、一生懸命頑張ってほしいという思いで毎回炊き出しを行っている」と話す。「この炊き出しを毎回楽しみにしてくれている選手もいるそうで、そのような声を聞くとこちらも嬉しく思う」とも。
日本ライフセービング協会理事・同大会実行委員長の丸太重夫さんは、「こうして無事大会を開催できたこと、そして先日の台風で被害を受けたのにもかかわらず例年同様炊き出しを行い、大会を支えてくださる御宿町の皆さんには感謝している」と話す。
学生部が大会期間中に募金活動を行ったことについて、同町産業観光課商工観光班係長の林昌広さんは、「彼ら自身で被災地のためにできることを考え、行動したことは大変立派だ」と話す。
御宿町は、1609年に帆船サン・フランシスコ号が御宿沖に座礁した際、遭難者を救出したという歴史を持つ。これに基づき、日本・メキシコ(当時スペイン領)・スペインの友好関係が始まったとされる。地元関係者は、ライフセービング発祥の地であるとして、今大会の開催も歓迎した。
同大学の志村夏美さんは、「温かい豚汁はすごく美味しいし、選手にとってありがたい」と笑顔で話す。
同町で民宿の女将を務める大野和美さんは、「御宿にこうして活気のある若者が来てくれるのは嬉しい。選手を支えたい、一生懸命頑張ってほしいという思いで毎回炊き出しを行っている」と話す。「この炊き出しを毎回楽しみにしてくれている選手もいるそうで、そのような声を聞くとこちらも嬉しく思う」とも。
日本ライフセービング協会理事・同大会実行委員長の丸太重夫さんは、「こうして無事大会を開催できたこと、そして先日の台風で被害を受けたのにもかかわらず例年同様炊き出しを行い、大会を支えてくださる御宿町の皆さんには感謝している」と話す。
学生部が大会期間中に募金活動を行ったことについて、同町産業観光課商工観光班係長の林昌広さんは、「彼ら自身で被災地のためにできることを考え、行動したことは大変立派だ」と話す。
御宿町は、1609年に帆船サン・フランシスコ号が御宿沖に座礁した際、遭難者を救出したという歴史を持つ。これに基づき、日本・メキシコ(当時スペイン領)・スペインの友好関係が始まったとされる。地元関係者は、ライフセービング発祥の地であるとして、今大会の開催も歓迎した。
以上は 5 年前に書かれた内容です