THE 座学!雨の日曜は、鶴岡先生から横突き井戸を学べ@袖ケ浦市郷土博物館
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2020/2/17
以下は 4 年前に書かれた内容です
2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。 その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。 その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡
晴耕雨読、掘削活動はお休みして室内で勉強会
2月17日(日)、雨天につき掘削作業をお休みし、拠点である袖ケ浦市郷土博物館の体験学習室にて座学(勉強会)を行いました。
ホワイトボードの前に立つのは、指導者である鶴岡正幸会長だけでなく、それぞれフロンティア・スピリットにあふれ、あらゆる現場作業に精通しているメンバーたち、みんなで意見交換会です。
上総掘り資料(テキスト)の再確認をし、今後、雨天時は上総掘りの用具について改めて学んでいこう、と提案がありました。
また、現在掘削している井戸孔の締めくくり(完成)はどうするか、あともう少し深く掘ってから、会で製作し保管している竹樋を入れて仕上げる方針は変わらず。
また、現在掘削している井戸孔の締めくくり(完成)はどうするか、あともう少し深く掘ってから、会で製作し保管している竹樋を入れて仕上げる方針は変わらず。
横突き井戸の話になると、盛り上がるメンバーたち
続いて、今後、掘削を予定している横突き井戸について、具体的にどんな道具を使って作業を進めていくのかを話し合うと、議論が白熱!
谷津など、横突き井戸で水を得やすい地形についても学びます。
最近増えているという、畑や牧場などからのチッソ過多による湧き水の水質汚染についてもレクチャーがありました。
午後は見学者対応で、足場見学&横突き井戸候補地を下見
座学のあとは、博物館敷地内の「水のふるさと」、いつもみんなで掘削作業を行っている足場の周りの傾斜地で、横突き井戸掘削の候補地を下見しました。
鶴岡先生の指導で、井戸足場の奥の斜面を候補地とし、博物館の意見を聞いて絞り込む予定です。
鶴岡先生の指導で、井戸足場の奥の斜面を候補地とし、博物館の意見を聞いて絞り込む予定です。
見学者を足場へご案内
白子町から、小学6年生と保護者の方が見学に来ました。
畑に井戸が欲しいと、1.5mの穴を掘ったら水が出て、上総掘りに興味が湧いたとのこと。
博物館2階の上総掘り常設展示を見学後、実際の足場に上がってみるなど、とても熱心に解説を聞いていました。
昨年の暮れ以降、現状の井戸孔の掘削作業がなかなか進みませんが、並行して学ぶべきことは相変わらずてんこ盛りです。
全員ボランティアである会のメンバーも、仕事に家事にと多忙な中、寸暇を割いて井戸の現場に集結し、一歩一歩、歩みを進めています。
がんばれ、上総掘り技術伝承研究会!
畑に井戸が欲しいと、1.5mの穴を掘ったら水が出て、上総掘りに興味が湧いたとのこと。
博物館2階の上総掘り常設展示を見学後、実際の足場に上がってみるなど、とても熱心に解説を聞いていました。
昨年の暮れ以降、現状の井戸孔の掘削作業がなかなか進みませんが、並行して学ぶべきことは相変わらずてんこ盛りです。
全員ボランティアである会のメンバーも、仕事に家事にと多忙な中、寸暇を割いて井戸の現場に集結し、一歩一歩、歩みを進めています。
がんばれ、上総掘り技術伝承研究会!
以上は 4 年前に書かれた内容です