三重県から町議5人が上総掘り視察に来訪!
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2019/8/20
以下は 5 年前に書かれた内容です
7月31日、三重県員弁郡東員町の町議会議員5人が、袖ケ浦市下新田の同市郷土博物館を来訪し、伝統的深井戸堀工法「上総掘りの技術」を視察しました。同館の館長はじめ職員と、上総掘り技術伝承研究会の鶴岡正幸会長はじめ会員有志が上総掘りの歴史や実際の掘削について解説。同町にかつて上総掘りで掘られた井戸が数多く残っていることから、情報交換し交流を深めました。
三重県の皆さん、ようこそ上総へ!
2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡
上総掘りの井戸について、情報交換できました♪
7月31日、かねてより問い合わせをいただいていた、三重県員弁郡東員町の町議会議員5人が、会の拠点である袖ケ浦市郷土博物館を来訪しました。
同町には、かつて上総掘りで掘られた井戸が今も数多く残っていて、地域の高校教諭がその詳細を調査しています。町の財産として、今後も井戸を維持管理し、いずれは新規に掘削したいという思いから、当会が伝承活動を続ける伝統的深井戸堀工法「上総掘りの技術」を視察しました。
同館の館長はじめ職員と、当会の鶴岡正幸会長はじめ会員有志が上総掘りの歴史や実際の掘削について解説。上総掘りについてのDVDや、館内の常設展示を鑑賞したのち、実際の掘削現場で足場を見学。互いに情報交換し、交流を深めました。
同町には、かつて上総掘りで掘られた井戸が今も数多く残っていて、地域の高校教諭がその詳細を調査しています。町の財産として、今後も井戸を維持管理し、いずれは新規に掘削したいという思いから、当会が伝承活動を続ける伝統的深井戸堀工法「上総掘りの技術」を視察しました。
同館の館長はじめ職員と、当会の鶴岡正幸会長はじめ会員有志が上総掘りの歴史や実際の掘削について解説。上総掘りについてのDVDや、館内の常設展示を鑑賞したのち、実際の掘削現場で足場を見学。互いに情報交換し、交流を深めました。
三重と千葉、なんと地形には共通点が…!
同町が位置するのは三重県北部。地形的に、千葉県上総地域と同じように傾斜した被圧帯水層があり、それによって地下水が自噴しやすくなるという特徴があります。ちなみに上総地域と東京湾を挟んだ神奈川県の鎌倉周辺でも、海に向かって傾斜した被圧帯水層があり、上総掘りによる井戸が数多く掘られています。
全国各地に上総掘りで掘られた井戸、温泉、油田が!
実は同館2階の常設展示には、三重県四日市市で掘られた上総掘り井戸についてのパネルも展示されていました。
上総掘りの技術は、九州・別府温泉や新潟の油田など、職人が全国各地に出向き、その技術を広く伝えたことでも知られています。
上総掘りの技術は、九州・別府温泉や新潟の油田など、職人が全国各地に出向き、その技術を広く伝えたことでも知られています。
はるばる三重から来て下さった5人の町議の皆さん。幼少時に自宅で職人さんが井戸を掘っていたことを鮮明に記憶している方もいました。今後は、既存の井戸を大切に維持管理しつつ、新規で掘削にもチャレンジしてみたい!と意欲的なお話もありました。
千葉から全国、そして世界へと広がっていった上総掘りの技術。
当会ではこれからも、発祥の地である上総の地で、伝統的な掘削方法を守り伝えていきたいと思います☆彡
千葉から全国、そして世界へと広がっていった上総掘りの技術。
当会ではこれからも、発祥の地である上総の地で、伝統的な掘削方法を守り伝えていきたいと思います☆彡
以上は 5 年前に書かれた内容です