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2021年最後の京成ツアー-京成電鉄2代目3100形、大躍進の1年-

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  2021/12/26 更新
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2021年も残すところあとわずか。京成トラベルサービス主催、京成電鉄後援のツアーとして、12月12・25日(日・土曜日)に「3100形千葉線・千原線初入線スペシャルツアー」が開催された。2021年の2代目3100形は、東成田線、芝山鉄道線に加え、千葉線、千原線に初めて足を延ばした。ある意味、“大躍進の1年”と言えよう。

京成上野発車時刻は〈シティライナー(成田山開運号)〉と同じ

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「ある意味」も含め、“成田空港輸送に特化した車両”同士の並び。
2021年12月12日(日曜日)、本線京成上野へ。8時51分、1番線に2代目3100形が入線した。各車両、中間の乗降用ドアのみ開く。

向かいの2番線に2代目AE形の〈スカイライナー21号〉成田空港行き、隣の3番線に3400形の特急成田空港行きが発車を待つ。3400形の下回りは初代AE形から流用されており、偶然なのか、サプライズなのかは不明ながら、ある意味、“成田空港輸送に特化した車両”が並ぶ。

参加者170人(大人135人、子供35人)や関係者を乗せ、定刻通り9時07分に発車。今回のダイヤは4月29日(木曜日・昭和の日)実施の「ゴールデンウィーク 京成線ミステリーツアー」と同じである。

地下を抜けると、JR東日本の常磐線特急〈ときわ62号〉品川行きと立体交差する。2022年1月は正月3が日と土休に、京成上野9時07分の臨時〈シティライナー(成田山開運号)〉京成成田行きが運転されるので、“世紀のツーショット”が撮影できそうだ。

下り線は高架を走り、JR線を俯瞰しながら日暮里を通過。千住大橋を通過すると、東武鉄道伊勢崎線と合流し、俯瞰しながら進んでゆく。

参加者は京成上野駅での受付時に配布された「千葉線・千原線クイズ」に「さぁー、みんなで考えよう!!」の如く挑戦する。問題についてのちほど。

2代目3100形は京成グループの新しい標準車両

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新京成電鉄80000形。現時点、京成電鉄千葉線の乗り入れには対応していない。
青砥を通過すると、添乗員が2代目3100形のプロフィールを紹介する。

2代目3100形は2019年10月26日(土曜日)にデビューした京成電鉄の最新鋭車両で、コンセプトは「受け継ぐ伝統と新たな価値の創造」。成田空港線のアクセス特急専用車として、2021年12月まで6編成48両が導入された。

エクステリアは、成田空港線のラインカラーであるオレンジを基調としたデザインとし、空港アクセスのシンボルである飛行機、沿線各所のイメージイラストを配している。

インテリアに目を向けると、ロングシートは背もたれをハイバック式にしたほか、一部を折りたたみ式にして、スーツケースなどの大型荷物が置けるスペースにできる。無料Wi-Fiサービスの提供、防犯カメラ、プラズマクラスター、フリースペースを設けており、快適性の向上に努めた。

電車を動かすのに必要な制御装置はVVVFインバータ制御で、素子を2代目3000形のIGBTからSiCに変更することで、約15%の消費電力低減を図った。

この車両は新京成電鉄と共同開発しており、「京成グループの新しい標準車両」と銘打つ。新京成電鉄も2019年に80000形が導入され、エクステリアやインテリアデザインなどで仕様が異なる。2021年12月現在、2編成12両が在籍している。

「千葉線・千原線クイズ」の正解は、こちらです

京成高砂を通過すると、ツアー列車は〈シティライナー〉なみの走りを魅せる。船橋競馬場を通過すると、添乗員がクイズの答案用紙の回収を行なう。

9時39分、京成津田沼を通過し、千葉線へ。8号車を除く各車両で車内抽選会が行なわれる。今回は添乗員がくじを引き、1名のみスカイライナーBOXのお菓子詰め合わせセットがプレゼントされた。

一方、関係者用の8号車では、回答用紙の確認を行なう。問題は下記の通り。

《第1問》
千葉線・千原線には14の駅(京成幕張本郷―ちはら台間)がありますが、各駅に設置してある自動券売機(自動精算機、チャージ機を除く)の数は?

《第2問》
千葉線・千原線(京成幕張本郷―ちはら台間)の各駅に設置してある自動改札機の数は?

《第3問》
千葉線・千原線(京成津田沼―ちはら台間)にある踏切の数は?

回答は各問の数、3問の合計数を記入するもの。まるで『世界まるごとHOWマッチ』なみの超難問である。答えは第1問が33台、第2問が52台、第3問が30か所、合計数が115。さすがに各問、合計数とも“「ホールインワン」という名の完答者”はいないが、合計数115を当てた参加者が5人おり、「全問正解ピタリ賞」に認定することになった。また、合計数110台の参加者4人が「ニアピン賞」に。後刻、千原線ちはら台駅の改札付近にて、記念品が渡された。

ちはら台でデジタル方向幕の幕回し

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快速特急はアクセス特急の次位にあたる。
千葉中央で運転停車したのち、ここから千原線へ。併せて複線から単線に変わる。

大森台で3700形の各駅停車京成津田沼行きと行き違う。中間車2両を抜いた6両で運転されており、新たなステージに立つ。3400形の廃車、2代目3050形のコンバート(成田空港線のアクセス特急⇒本線の8両列車)に伴うのだろう。

10時12分、ちはら台2番線に到着。ホームの有効長が6両編成分までしかないので、3・4号車の中間の乗降用ドアのみが開く。下車すると、普段は立ち入れない特設ステージに案内され、参加者は2代目3100形の雄姿や、来場記念の写真を撮りまくる。

2代目3100形のデジタル方向幕は、当初「臨時」だったが、のちに行先は「ちはら台」に固定し、アクセス特急、快速特急、特急、通勤特急、急行、快速(順不同)の列車種別が表示された。10時50分に「臨時」が表示されると、“そろそろ車内に戻ってください”と暗に知らせる。

駅前では京成電鉄、関東鉄道による物販が行なわれた。

千葉中央で2021年の鉄道ツアーが終わる

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千葉中央駅員や参加者に見送られ、2代目3100形の回送が発車。
10時59分、3・4号車の中間の乗降用ドアが再び開き、客扱いを開始。11時20分に閉まると、11時25分に発車。以前の「ゴールデンウィーク 京成線ミステリーツアー」に比べると、晴天やダイヤが公表されていることから、沿線や駅で撮影するレールファンが多い。

大森台では駅員が赤の手旗を下ろし、停止位置を知らせる。8両の電車が停車すること自体珍しいので、運転士も慎重にブレーキをかける。ここでは各駅停車ちはら台行きと行き違う。

JR東日本外房線に合流すると、こちらも新鋭のE235系1000番台(快速君津行き)とすれ違い、本千葉で2代目3100形を撮影するレールファンもいた。

11時42分、終点千葉中央2番線に到着し、すべての乗降用ドアが開く。全員の降車確認後、回送として発車した。

下車すると、アンケート用紙との引き換えで、ワイシャツ、スポーツウェア、スニーカーなどの部分汚れ専用石鹸「トレインスティック」がプレゼントされた。

京成トラベルサービス主催、京成電鉄後援の鉄道ツアーは、2022年も続く。添乗員の車内放送で締めくくるとしよう。

「京成電鉄と京成トラベルでは、今後もオリジナリティーあふれるツアーをどんどん企画してまいりますので、ぜひ、またの機会に御参加くださいますよう、お願い申し上げます」

【取材協力:京成電鉄、京成トラベルサービス】
岸田法眼の鉄道チャンネル
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『Yahoo! セカンドライフ』(ヤフー刊)の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、フリーのレイルウェイ・ライターとして、...
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